ニュースで学ぶ英単語:discrimination
無料ニュースで英語を勉強しようと思ったけれど、少し難しすぎたというあなたへ。
まずはニュースに頻出する英単語をマスターするところから始めましょう。
というわけでニュースで学ぶ英単語、今日は"discrimination"を紹介します。
世界には様々な問題が渦巻いていますが、その中でも深刻なのが"equality"、そう平等の問題です。
人種、性別、宗教、性的指向などなど、いろいろな属性で人が人を差別する、Apple CEO ティム・クックの言葉を借りるならば、違いを受け入れることができない現状がある。
そのため、この"discrimination"という言葉が英語ニュースにも頻出してくるのです。
おっと、言っているうちに"discrimination"の意味が文中に出てきましたね。
語義
discrimination《名詞》
差別、差別待遇
区別、識別
リーダーズ英和辞典より
"discrimination"には差別という負の意味合い以外にも、「区別」や「識別」という意味もあります。この単語には「あるものを他のものとは区別して認識する」という意味合いがあるんですね。
ただ英語ニュースにこの単語が現れるときは、(残念ながらと言うべきか)たいていの場合は「差別」のほうの意味合いで使われています。
現代の世相を表しているということでしょう。
それでは実際の英語ニュースから用例を見ていきましょう。
用例
まずは"Yahoo News"から、エボラ出血熱に関する記事です。
アメリカはコネチカットに住む少女が、西アフリカへの渡航歴を理由にエボラ出血熱に感染している可能性があるとして3週間の自宅待機を命じられた、というニュースです。
Connecticut school defends keeping girl out over Ebola fears - Yahoo News
a federal law that prohibits discrimination based on someone having a physical or mental impairment
身体的もしくは精神的障害を理由とした差別を禁じた連邦法
エボラ感染拡大への懸念を理由として個人の自由を制限することに正当性はあるのか、そういう文脈で出てきた"discrimination"、差別という言葉です。
たしかに西アフリカに渡航したからと言って即エボラに感染した可能性があるとして家に閉じ込めるとしたら、これは差別に当たる可能性は十分にありますね。
続いてApple CEO のティム・クックがゲイであることをカミングアウトした記事から。
Tim Cook: "I'm Proud to be Gay" - Businessweek
state’s legislature passed a discriminatory bill targeting the gay community
州議会が同性愛者コミュニティを狙った差別的な法案を通過させた
ここでは"discriminatory"、形容詞の形で出てきています。
時価総額が世界最高の企業を率いるCEOとして、ゲイであることを告白するのは勇気が必要だったでしょう。
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