英語を学ぶには、書を捨て汝と対話せよ
みなさん、英語勉強してますか?
どうやって? 参考書と向き合って?
参考書も学習ガイドも辞書もいったん引き出しに閉まって、そして己自身と対話せよ。
そんな英語学習指南を見つけたので、紹介したいと思います。
Indirectly Speaking / Foreign language learner, heal thyself - The Japan News
リンク先を読んでいただくのが一番なんですが、時間のない方のためにちょっとまとめますね。
英語の自主学習にどうやって取り組むべきか
学生のみなさんは週に何時間か英語の授業がありますよね。でも授業だけで英語が上達していますか? ちょっと難しいですよね。
社会人の皆さんは? 英会話を習っている? それでも週に何時間かでしょう。それだけではとても英語を喋れるようにはなれない。
必然的に、我々英語学習者は"ひとりで"英語を学ばなければなりません。
単語を覚えたり、リスニング教材を聞いたり、問題集を解いてみたり。
ではどうやって"ひとりで"英語を勉強すべきか。
No,No,"勉強"なんてやめてしまえ
と説くのが、リンク先文書の著者、宮崎大学准教授のマイク・ゲストさんです。
大切なのは、英語で"考える"こと
マイクさんはこう言います。
What I want you to do is stop studying and start thinking
私がみなさんにお願いしたいのは、勉強をやめて、考えることです
どういうことでしょうか?
通勤や通学中、あるいはバラエティ番組やニュースをテレビで見ているとき、きっとあなたは何かを"考えて"いるはずです。
仕事のことで何かアイディアが浮かんでいるかもしれませんし、ニュースに対して意見や感想を持つこともあるでしょう。
その"考えて"いること、英語で言えますか?
言えない? じゃあ英語でどう表現したらいいのか、調べてみましょう。
それこそが英語を学ぶということなのです。
読むだけ、聞くだけでは英語は身に付かない
読みたい本を英語で読むこと、見たいDVDを英語で見ること、それもよい勉強法です。
でもそれだけじゃあ駄目。受け身の勉強では英語は身に付きません。
そのときあなたの頭に浮かんだこと、感想や意見を英語で言ってみましょう。
うまく言えないなら、どう表現したらいいのか調べましょう。
このとき初めて辞書や参考書の出番になるのです。
要は英語の"使い方"を覚えるってこと
ここまで書いてきて私は思いました。
教科書を読んだり、単語を覚えたり、リスニングCDを聞いたりの受け身の勉強ではだめ、考えて、それを英語で表現しようっていうことは、つまり英語の"使い方"を覚えるってことだろうと。
単語帳で覚えた英単語も、使わなければ宝の持ち腐れ。それをどの場面でどう使うのか、それが重要。
今すぐできること。英語でブログを書いてみるのはどうでしょう?
じゃあマイクさんの教えをどう実践するか。頭の中で"考える"のがもちろん基本ですが、どうせならそれを具体的に見える形にしたくありませんか?
日々思ったこと、感じたことをブログに書く。
どう表現していいか分からなければ、辞書や参考書で調べる。
そうやって英語の"使い方" を覚えていく。
もちろん海外の無料ブログサービスを使って、お金は掛けない。
これなら今日にも始められますね。